ボルボ・ウィンドウレギュレーターの交換

スウェーデンの車メーカー、ボルボの運転席側の窓の修理です。

窓の開閉がうまくいかないという症状で持ち込まれ、修理いたしました。ドアを分解して状態を確認してみたところ、窓の開閉に使われるワイヤーが切れていました。このワイヤーはスムーズに開閉できるように巻き取りハウジングの中にグリスが入っているのですが、長年使用しているとグリスが切れてしまい、磨耗によりボロボロになり切れてしまうことがあります。今回はまさにその症状でしたので、ワイヤーの交換修理をいたしました。

パワーウィンドウの開閉に関する部品に「ウィンドウレギュレーター」というものがあります。これはモーターやワイヤー、ワイヤーを沿わせる2箇所のレールなどの部品で構成されるもので、パワーウィンドウの不具合の場合、一般にはこのパーツを一式交換する修理が行われます。しかし今回の場合、ワイヤーが切れているということで原因がはっきりしているため、ワイヤーの交換だけを行うことにしました。ウィンドウレギュレーターを一式交換すると、部品代だけでもなかなか高価になってしまうという事情もあります。

ワイヤーは、窓を上げるために1本と、下げるために1本の、計2本あります。磨耗が激しかった下げるためのワイヤーと一緒に、上げるためのワイヤーも取り寄せて2本の交換になりました。